年金制度年金制度について
私たちは国の年金制度に加入しています
- 現役世代(20歳以上60歳未満)のすべての人は、「国民年金」に加入します。国民年金は職業などによって加入のしかたや保険料の納め方が異なります。
- 「厚生年金保険」は民間企業などで働く人が加入する年金制度です。就職したときから「退職する」、もしくは「勤めている人が70歳になる」まで加入します。
- 「国民年金」と「厚生年金保険」は国が運営する年金制度で、高齢期の所得の中心となります。
- 65歳になると、国民年金からは基礎的な生活を保障する「老齢基礎年金」、厚生年金保険からは在職中の給与などに応じた「老齢厚生年金」が老齢基礎年金の上乗せとして支給されます。なお、生年月日に応じて60歳から65歳未満の間に「特別支給の老齢厚生年金」が支給される場合があります。
国の年金の支給開始年齢(特別支給の老齢厚生年金)
日本赤十字社で働く正職員の方は「日本赤十字社企業年金基金」にも加入します
- 「日本赤十字社企業年金基金」(以下、基金)は、日本赤十字社で働く65歳未満の正職員が加入する確定給付型の企業年金制度です。
- 基金は、国の年金を補い、経済的な「ゆとり」を実現する大切な役割を担っています。基金の加入者は、将来、国の年金のほかに、加入者期間・本人による拠出掛金の有無に応じて基金の年金や一時金が支給されます。
- 基金は、「日本赤十字社退職年金制度」(昭和49年10月施行)および「日本赤十字社厚生年金基金」(平成4年10月施行)を受け継ぐ形で設計された給付を行い、事業主による拠出掛金と加入者本人による拠出掛金により運営されます。
私たちが加入する年金制度
65歳までの正職員の方が対象となります
- 基金への加入は「正職員となったとき」ですが、脱退は「退職するとき」もしくは「65歳になるとき」です。
- 対象となる期間には、日本赤十字社企業年金基金設立以前の正職員としての在職期間(昭和49年10月1日以降の日本赤十字社退職年金制度および平成4年10月1日~平成30年6月30日の日本赤十字社厚生年金基金に加入していた期間)も含まれます。
- ただし、平成4年10月の日本赤十字社厚生年金基金創設時前に、いったん日本赤十字社を退職した方は、それまでの期間は加入者期間に含まれません。
加入者は毎月の給与から掛金を納めます
- 基金へ加入するときに「本人拠出掛金」を納めることに同意をいただいた加入者は、毎月の給与から基金へ「標準掛金」を納めます。なお、「本人拠出掛金」を拠出しないことを申し出た方は、その後、再度の拠出を申し出ることはできません。
- 基金の掛金は、事業主および加入者により納められますが、事業主が多く納めています。
- 納められた掛金は、将来の年金・一時金の額に反映されます。
掛金の額は給与の額に応じて決まります